J.フロント建装は、大丸・松坂屋・パルコなどを運営するJ.フロント リテイリングのグループ会社です。

端材に命を吹き込む2023「起資回生」展を大丸心斎橋店にて開催

2022年度から推進している、大阪芸術大学との産学連携プロジェクト「端材に命を吹き込む」は、2023年度の集大成として3月20日(水・祝)~24日(日)、大丸心斎橋店にて『起資回生』展を開催しました。

当プロジェクトは、工場から排出される「端材」を「新しい何か」に再生するために、学生さんからアイデアを募集するアップサイクル・コンペティションです。これまでも当サイトやJFRオウンドメディア「J.FRONT PLUS」でも紹介してきました。

◆JFRオウンドメディア J.FRONTPLUS 2024.02.14
端材の再生でサステナブルな未来を描く。大阪芸術大学×J.フロント建装のアップサイクルプロジェクト

「端材に命を吹き込む2023『起資回生』展」は心斎橋店の「ECOFF(エコフ)リサイクルキャンペーン」期間中に開催。エコフとは、大丸・松坂屋が不用になった衣料品・靴・バッグを回収しリユース・リサイクルする仕組みで、環境に優しい ECOな活動を通してお客様への負担や地球への負荷を OFFする「持続可能な参加型プロジェクト」です。エコフ特設会場横で、そのコンセプトに合致する様々なイベントが開催され、「起資回生」展もその中に名を連ねました。

端材に命を吹き込む2023「起資回生」展 展示作品

2023年度は大阪芸術大学の授業の一環として取り組んできたため、起資回生展の開催にも大阪芸術大学の学生さんに携わっていただき、産学連携の意義を感じる催事となりました。

展示の開催を告知するWEBバナーと会場に掲示されるポスターは、大学内展示の際にポスター制作を担当された、デザイン学科グラフィックデザインコースの藤恵太輝さんに担当していただきました。

藤恵さんコメント

企業WEBサイトに掲示されるバナーや展示ポスターのデザインは初めての機会。制約がある中で苦労しましたが、複数パターンを比較検討することができ、楽しく、やりがいを感じました。一方でビジネスの現場では、速さと正確さが重要だということを学びました。
このプロジェクトに参加して、自身が所属しているグラフィックデザインの活動と、以前からやりたいと思っていたアクセサリー制作の両方に取り組むことができ、大学で勉強していることがこうやって形になったことと、新たな挑戦は本当にいい経験になり、今後の自身の活動の指針にもつながっていくと思います。

大阪芸術大学デザイン学科
グラフィックデザインコース 藤恵太輝さん
藤恵太輝さんによるバナーデザイン
藤恵さんの作品 端材のみを用いたアクセサリー

また展示の準備・設置には、デザイン学科の平尾実優さんが参加され、全体の展示構成をJ.フロント建装と協同で行いました。

平尾さんコメント

学外での展示は初めてで、遠くから見た印象、照明の当たり方など、見に来てくださる方の視点を意識しました。大丸心斎橋店での展示という貴重な機会を頂けた喜びと、より良い状態で展示の日を迎えられた達成感を感じました。来年度はより参加者が増え、このプロジェクトが広まれば良いなと思います。

大阪芸術大学デザイン学科
平尾実優さん
(平尾さん作品)風とリボン、骨に咲く花、傘に咲く花
「木材をキャンバスに見立て直接絵を描いたものですが、木材ならではの滲み方が楽しかったです(平尾さん談)」

2024年度も大阪芸術大学×J.フロント建装の産学連携の取り組みは、深化し続けます。今年度のプロジェクトにも、ご注目ください。

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