コンセプト・ヒストリーConcept・History

原点~REFEX Birth Story~

1950年代にアメリカではじめて工業化され、その後英国航空宇宙機器メーカーが開発したフィルムミラー。その日本での独占製造販売権を1973年に得て、同年「日本リフェクス株式会社」を創業しました。以来、国内仕様に開発。製造・販売に着手し、中空張りという特殊製法でフィルムミラーを製造する国内唯一のメーカーとして発展してきました。2008年、株式会社J.フロント建装の「リフェクス部」として新しく始動。2011年には工場を大阪・寝屋川市に移転し生産部として確立させ、製造から販売までを一貫して行い、顧客満足の実現を目指しています。

挑戦~Made in Japan~

不可能を可能にしてきた『日本製リフェクスミラー』。
開発当初は認知度も低く、フィルムは全て輸入に頼っていました。1970年代のオイルショック以降供給が不安定になりましたが、今までの経験を生かし研究・開発を進めていき、ミラー用フィルムの国産化を成功させました。また、『不燃材料』としての認定を受け、心地よい空間や環境作りを日常生活のシーンにも提案するようになりました。

成長~Break-proof~

従来鏡が持つ既成概念を覆した『割れない鏡』。
吹き抜けの天井面に奥行きを持たせるため、鏡を設置する案が当時の関連会社の改修工事で持ち上がり、軽くて、施工が容易、何より安全面においてのリスクを最小限におさえられる『リフェクスミラー』が採用され、内装材としての歴史がスタートしました。以来、40年以上国内の工場で熟練した職人が一枚一枚丁寧に手作業で仕上げています。

自信~High-performance~

軽さはガラス鏡の6分の1『超軽量』。

鏡面部はガラスではなく極薄のポリエステルフィルム。その軽さが、運搬・施工の簡略化・省略化を実現します。建材としてホテルやチャペルの天井に、またスポーツ器材として大型の移動式ミラーにも導入されています。そして家庭用姿見など、女性や高齢の方の持ち運びや壁掛けの使用も可能にしました。

ひとに優しい『安全性の高さ』。

軽量なので、天井貼りしても落下の危険が軽減されます。小さなお子様やお年寄りの方が誤って破損してもガラスが散らばることなく、また地震などの災害時でも割れて飛散しないため、破片でケガをすることはありません。

従来のガラス鏡より『鮮明かつ自然』。

一般的な鏡は厚さが5㎜なのに対し、リフェクスミラーは25ミクロンと極薄。そのため二重映りがほとんどなく、また一般的な鏡のように鉄分を含んでいないので、原色・実像を鮮明に再現、きわめて明るくクリアな映像が得られます。また、ミクロン単位の薄い反射面なのでズレ・ゆがみが少なく、反射精度が高いため、映像システムの反射板としても利用されています。

未来~Future~

ターニングポイントとなったのが、2005年の愛知万博。 名古屋パピリオンの”大地の塔”の内装に、500枚ものリフェクスミラーを使用した巨大万華鏡を製作し、それが『軽量で安全』と高い評価を受け、代表作となりました。以降、建築資材、舞台装置、映像用反射鏡、スポーツミラー、家庭用姿見など、幅広い分野に使われてきました。今後も”ひとに優しく、安全な素材”として快適な生活環境を提供するための製品を作り続け、単なる建材・鏡からもう一歩先の存在へと邁進し続けます。