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第3回アップサイクル・コンペティション「端材に命を吹き込む」

大阪芸術大学との産学連携事業として2022年度からスタートし、3回目を迎える2024年度は、大阪工業大学を迎えて開催しました。

当社の大阪工場を中心に、各協力会社から排出する「端材」を「新しい何か」にするためのアイデアを募集するアップサイクル・コンペティション「端材に命を吹き込む」。

今回は、大阪工業大学 ロボティクス&デザイン工学部 空間デザイン学科 プロダクトデザイン研究室 赤井先生のもと、2・3年生・大学院生もコンペに参加しました。端材は、サプライチェーンからも賛同をいただき、金属や石材に加え、タイルや紙管、コート紙など、バリエーションを増やしています。今回からは、展示什器も当社大阪工場で製作し、2024年12月25日~2025年1月10日(水) まで、大阪オフィス打合せスペースにて両校合同作品展示を行いました。

展示期間中の12月26日には、両校の参加学生の皆さん、先生方に展示会場にお越しいただき、作品のプレゼン、交流会を開催しました。
会には、大阪芸術大学・大阪工業大学出身の社員(OB・OG)も参加。作者から作品についての想いや制作背景を聞き、一つひとつの作品のストーリーを確認しながら、後輩たちの力作を熱心に鑑賞しました。学生さんからは「普段はこのようにたくさんの材料を使える機会がなく、当社からの端材の提供によって作品の幅が広がった」と感謝の言葉をいただきました。

展示後は、社員投票を踏まえた社内審査を経て、各受賞作品が決定し、表彰式は各校にて行いました。

大阪芸術大学
大阪工業大学

作品展示、プレゼン・交流会に携わったOB・OG社員コメントを紹介します。

Yさん

素材の特性をしっかりと生かしながら全く違うものに生まれ変わらせている作品も多くあり、そんな使い方があったんだ!と発見がありました。学生さんならではの柔軟な発想・ユニークな発想だからこそできた作品が多く、楽しく参加させて頂きました。学生さんにも弊社の事を少しでも知って頂けるいい機会になったのではないかと思います。

Sさん

今回の端材PJ社内展示会では、普段接する機会の少ない学生さんの作品プレゼンを聞け、自由な発想で面白く、ワクワクした気持ちになりました。また、リフェクスミラーの特性について新たな発見もありましたので、デザイン業務に活かしていきたいと思います。

Hさん

本来は破棄される端材が学生の柔軟な発想で価値のあるものに生まれ変わっていました。学生の個性が反映されており、各作品のコンセプトが面白かったです。端材の可能性が広がる素晴らしい試みだと思いました。

Oさん

プレゼンを見させて頂きましたが、大阪工業大学・大阪芸術大学それぞれの強みを感じられる作品ばかりでした。私も学生時代に産学連携プロジェクトへの参加経験がありますが、工場を訪問したり企業の方々との関わりはとても有意義な時間でしたので、今回の企画も学生さん方にとって良い経験になったことと思います!

Mさん

大学生ならではの独特な感性や今興味があることを作品を通して見ることができ、ゴミ箱の中から宝物を見つけた、そんな気持ちにさせてもらえた展示会でした。まさに「端材に命を吹き込む」瞬間に立ち会えて私自身も貴重な経験でした。

当PJ展示什器製作・展示担当 大阪工場 Tさん

端材PJでは什器の製作、会場設置・撤去、プレゼン会参加と様々な面から関わらせていただきました。素敵な作品がより見栄えするよう什器は白色で統一しました。
実際に作品を拝見してみて、製作者の性格や想いが如実に表れていることを感じられとても良いイベントでした。投票に関しても、実物の作品を見ることができたためより盛り上がったのではないでしょうか。次回の開催も楽しみです。

当プロジェクトのこれまでの歩みは、JFRオウンドメディア「J.FRONT PLUS」にも掲載されています。
https://www.plus.j-front-retailing.com/frontline/detail/cd/000132/

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